スラックレールを作った人が、北海道のサウナに入った。
熱に入り、水に沈み、風にあたった。
そして、こう言った。
「サウナ用は、
任せた。」
坂を登り、重いものを担ぎ、地面を掴む。かつて身体は、そうやって張り直されていた。
一日中、力が抜けない人。一日中、重心を動かさない人。どちらも張りを失っている。
その“張り”を取り戻す場所。それが、サウナである。
どちらからも、
音は出ない。
弦を張り直すことと、身体を張り直すことは、
もともと同じ言葉だった。
調律には、必ず基準音がいる。そして基準音は、一人のために存在しない。
合わせる相手がいるから、人は調律する。
切れていた線を、もう一度つなぐ。
それが、調律のいちばん最後にあるもの。
筋力は、
1ミリも増えていない。
戻ったのは、張りだけ。
姿勢保持。あぐら。枕に。
ここに書かれていることは、
そのままサウナでも成立する。
立つのは、入る前の一度だけ。
サウナの中では、一度も立たない。敷いて、浮かせて、当てる。だから、安全。
※ 水風呂での使用は個人の使い方として。施設への提案には含めていません。
スラックレールは、スラックラインの入門具として生まれた。森で育ったバランス感覚を、日常のなかで取り戻すための道具。サウナのために作られたものではない。
私たちが、持ち込んだ。
正しい使い方かどうかは、まだ分からない。
でも——サウナに持ち込みたくなる道具であることは、確かだ。
サウナ室は高さで温度が層になる。座面が数センチ上がれば、その分だけ熱い層へ。
骨盤が立ち、背が伸びると、横隔膜が動きやすくなる。
水に浮くことは、張力をゼロにする唯一の状態。
血圧が下がり、ふらつきやすくなる。同時に、力みが抜け、足裏が温まり、注意が内側を向く。
誰も検証していない。
だから、研究所を作った。
TUNE は、上手く乗るための道具ではない。いま自分がどう立っているかを、足の裏に返すための道具。
※ すべて仮説です。本製品はサウナ室での使用を前提に設計されたものではありません。実施は各施設のご判断でお願いします。
置いていくのではありません。預けます。90日後、お返しいただくか、御社の Edition を作るか——選んでください。
押して、崩れて、乗って、耐える。その日から始まる。
入る前と、後で。感じたことを、書ける人だけ。
引き取りに伺います。そこで、決めてください。
2本1セット。調律は、一人でやっても意味がない。合わせる相手がいるから、2本ある。
調整(tone)→ 調律(tune)→ 調和(attune)。
私たちが取り戻したいのは、最後のひとつ。
SAUNA TRANCE LABO / TUNE
SLACK RAIL® はジリリタ株式会社の登録商標です(特許第6448161号)。